イタリアの滞在先〜種類と特徴

自分にピッタリの滞在スタイルを選ぼう

イタリア留学中の滞在先は、お好みや留学の期間・目的に応じて自由に選べます。

滞在スタイルの違い(メリット・デメリット)、設備や条件を理解し、自分にあったスタイルを選びましょう。


◆ ホームステイ

家庭の1部屋を提供され、共に暮らす。バスルーム(トイレ)はファミリーと共同で使用するのが一般的。夫婦だけや単身の「ホストファミリー」も珍しくありません。
学校に通いやすい場所で集合住宅である事が多い。基本的には食事付きプラン(キッチンは使用不可)となる。

メリット:
イタリア語でコミュニケーションを取りながら、イタリア式の生活や食、習慣に触れられる。日常的にイタリア語を使う場面が増え、会話力の向上が期待できる。
相性が合う家庭と巡り会えた場合は良い思い出と一生の繋がりができる。

デメリット:
家庭によるが、決まりごとや制限があり、プライバシーは少ない。
食事や、人と相性が合わなかったときなどに、変更や移動の手続きなどの負担が大きい。 

 

◆シェアアパート(共同アパート)

集合住宅や1軒家の中の1室を個室として使い、トイレ・シャワー・キッチンなどは、家主またはシェアメイトと共同で利用する。基本的に家具・設備付きですぐに生活をスタートできる。

イタリアではワンルームアパートの数が少なく、家賃も高いことから、特に学生や若者の間ではシェアアパートは一般的な滞在スタイル。

メリット:
食事が提供されない分、キッチンを使い自炊し節約生活ができる。生活の自由と独立性(プライバシー)がホームステイよりも高い。

デメリット:
シェア相手に配慮しながらルールに従って生活する必要がある。共同生活の為、トラブルが発生することがある。

 

◆プライベートアパート

1人(または2人以上)で部屋を占有できる。立地、間取りや広さ、設備によって大きく家賃は異なる。
モノロカーレ/スタジオと呼ばれる日本でいう1Kタイプ・ワンルームから、2人以上でも滞在できる広々タイプなど様々。ご夫婦やお友達と一緒の方、お子様連れの方におすすめです。

ホテルタイプの部屋では、フロントデスクやリネン交換、室内清掃などのサービスを別料金で提供している場合もある。

メリット:
自分らしいスタイルで自由に過ごせる。滞在中、優雅に過ごしたい方にも。

デメリット:
過ごし方によっては、イタリア語を話す機会がない。生活に慣れていない場合、トラブルが起きれば自分で対処する必要がある。料金が高い。

 

◆学生寮について

イタリアの大学には学生寮が付属している事が多いです。私立の語学学校や専門学校の場合は、少ないですが、寮を持っている学校も中にはあります。
大学の寮は主にイタリア人学生および政府給費留学生などが優先され、私費留学生が利用できることは少ないです。

 

イタリアのお部屋あるある(注意事項)

建物の多くは旧建築で古いため、水まわりのトラブルが起こりやすく、窓などの開閉もスムーズでないということ。

イタリアの家庭の食事は、意外と簡素(シンプル)なもの。朝は日本とは違い、食事は摂らない方が多い。コーヒーなどの飲み物とお菓子・パンが一般的。夕食は遅めの20時〜など。

日本にそのまま当てはめるのではなく、イタリアと日本の生活スタイルの違いを楽しみましょう!

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