イタリアの旅 Feed

2014年10月27日 (月)

世界中でも有名なイタリアのワイン産地、Chanti(キャンティ)のご紹介です。

しかし、今日はワインではなく、”お肉”

イタリア通の方なら、キャンティの小都市パンツァーノ・イン・キャンティ(Panzano in Chianti)にある有名なお肉屋さん、”ダリオ・チェッキーニ”をご存知かと思います。

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日本や世界の雑誌でも特集される、お肉愛好家のダリオさんの経営する、お肉屋&お肉専門店は連日地元の常連さんからイタリア内、世界中から訪れるお客さんで賑わっています。

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ランチコースは3つから選べます。

今回は、SUPER DARIOという炭火で焼いたレアに近い新鮮ハンバーグと、ACCOGLIENZAという生肉のタルタルや豚肉のオイル漬けなどの盛り合わせを頂きました!

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どれも美味しかったのですが、やはり一押しは甘みのあるジューシーなハンバーグ。絶品でした!

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ビステッカも別に用意をしているとのことで、お隣の団体さんはフィレンツェ名物のTボーンステーキを注文していました。次回はビステッカに是非挑戦したいです。

オーナーのダリオさんは入り口でお客さんをお迎えしながら世間話をしたり、キッチンでもちゃんとお仕事をしていたり、レストラン内で大声でスピーチを始めたりと、とても明るく、エネルギッシュな方でした。2月には、東京へ行き、以前彼の元で修行していた愛弟子の日本人コックさんのお店にお肉を食べに行くんだよ!と張り切っていました。

レストランの人気の秘訣は、お肉をこよなく愛するダリオさんのキャラクターも大きいのでは?


帰りはGreve in Chiantiへ寄って少し探索♪

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お土産屋さんを見たり、ブドウ畑に囲まれた美しい景色を楽しんだり、フィレンツェから1時間弱の場所でも全く違った時間が過ごせますよ。

フィレンツェからお肉を食べに行きたい方は、是非お問い合わせ下さい。

専用車でフィレンツェの滞在先からレストランにお肉料理を食べに行きましょう。

ランチ前にキャンティのワイナリー訪問なども可能です♪

2014年10月18日 (土)

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北イタリアのFriuli Venezia Giulia州UDINEにFagagnaという小さな町がある。Fagagnaは農業や畜産業が盛んで、今日までサラミやハムの作る技術を得意として発展してきた。

よって、生ハムで有名なサンダニエレ(San Daniele)はこのエリア。この町でも豚肉で作る生ハムやサルシッチャは伝統として引き継がれている。

中でもスローフードに指定されたPestatは、作れる人も少なくなった現代において、Sig. Lizziが継承している。Pestatはラード、各種野菜を混ぜて作られる。冬が長いウーディネではスープや肉料理に風味を添える、保存食であり、調理に欠かせないものである。

Pestatの伝統を継承する肉屋のMauro Lizziさんを紹介しよう。

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彼の店にはあらゆる種類のハム、サラミが並ぶ。豚だけでなく、牛や鶏、羊などのさまざまな部位を利用した図である。

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Pestatは豚を屠殺する時期に作られる。Fagagnaで育てられる豚の餌も完全にナチュラルなものを使用するので、品質の良いラードができ、栄養価の高いPestatを作る事が出来る。

ラードを挽いてから細かく刻んだニンジン、セロリ、玉ねぎを加え、そしてセージ、ローズマリー、にんにく、更にパセリも加える。食材を混ぜて、塩と黒コショウをしてから良く混ぜる。生地はソセージのように腸詰めにし、適正温度で涼しい場所で貯蔵される。

風味が完全に浸透するまで最低一年はかかる。 

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このお店に併設するレストランは雰囲気がエレガントなだけでなく、サービスも一流である。なぜかというと、お客様の好みに合わせて、メニューは構成され、それに合わせたワインがグラスから頂けます。

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最高級のお肉を堪能されたい方にはFagagnaまで行っても価値があります。お値段は親しみ易いのも魅力的です。

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彼の持つ技術は他にも2種類の部位を切れ目が分からないように繋いでサラミやハムにする事ができる。彼は近くの料理学校やホテルで料理コースを開いております。

彼はこの技術を継承したいと素直に考えていらっしゃる人間的にも素晴らしい方です。

トスカーナ州、アレッツォ駅から車で10分程の所に “Tenuta Il Palazzo”というワイナリーがあります。“Il Palazzo”はローマ時代からローマとリミニを結ぶVia Livia(リヴィア通り)に沿ってあり、元々は“Palazzo”という言葉は通りの「駅」を意味しました。

その理由で1971年からBanelli家が経営を始めた時に“Il Palazzo”を農園の名前にしました。

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標高の300~380mのところに畑があり、育てられているぶどうはSangiovese (サンジョヴェーゼ)をはじめ、Merlot(メルロー)、Syrah(シラー)、Trebbiano(トレビアーノ)、Malvasia (マルヴァジア)とCanaiolo(カナイオーロ)となります。DOCGのChianti(キャンティ)も作っております。

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“Tenuta Il Palazzo”はオリーブオイルもトスカーナ州の伝統を継承し、ビオ栽培をを基本とし、6000本が所有しています。

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トスカーナ州の土着品種を育てており、フラントイオ、レッチーノ、モライオーロ、ペンドリーノとございます。その中でも主流はフラントイオ。オリーブの収穫は手積みで行われています。 24時間以内に搾油場へ運び、オリーブオイルを抽出致します。

2014年8月にテイスティングした際に、まだまだ辛み、苦みがしっかりとあり、ポリフェノールの多さに驚きました。香りも青々しいフレッシュさが感じられ、フレッシュアーモンドがしっかりと後からも香ります。

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”Il Palazzo"はワイナリーだけではなく、Agriturismo(アグリツーリズモ)としても営業されており、Arezzoの歴史ある町とArezzoの田園風景に溶け込みながら、”Il Palazzo"のワインを片手に、このオリーブオイルを使ったトスカーナ料理に舌鼓を打つことでしょう。

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例えばRomantic Weekendコース。 260€

お二人様で2泊滞在。ロマンチックな天蓋ベッド、暖炉のあるお部屋。

朝食はお部屋で頂きます。夕食は 歴史地区、あの映画『la vita e bell』の舞台にもなったCENTRO STORICOにある、トスカーナ伝統のレストランでお料理をご堪能ください。

その他、一泊朝食付き お一人様 50 €~ お二人様 90€~

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